2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[17a-E204-1~15] 2.3 放射線応用・発生装置・新技術

2017年3月17日(金) 09:00 〜 13:00 E204 (E204)

越水 正典(東北大)

10:00 〜 10:15

[17a-E204-5] 皮膚悪性黒色腫に対するホウ素中性子捕捉療法(BMCT)における
中性子エネルギーの最適化

松本 政雄1、成本 治美2、高階 正彰1、関 亮一3 (1.阪大院医保健、2.阪大医保健、3.阪大RCNP)

キーワード:ホウ素中性子捕捉療法、皮膚悪性黒色腫、最適な中性子エネルギー

本研究は、皮膚悪性黒色腫の治療においてBMCTを行ったときの最適な中性子エネルギーを、モンテカルロシミュレーションを用いて検討した。また、ボーラスを使用しない場合とボーラスを使用した場合とを比較して、ボーラスの効果も検討した。その結果、皮膚悪性黒色腫における中性子エネルギーは熱中性子が最適であるが、厚さ1.5 cmくらいの水分の多いボーラスを使用した場合は、1 keV程度以下の熱外中性子も、更に適切になる。