[17a-E204-1~15] 2.3 放射線応用・発生装置・新技術

[17a-E204-8] MPPCを用いた革新的スペクトラルCTの開発-低被ばくかつ多色化の実証-

〇大島 翼¹、森田 隼人¹、片岡 淳¹、有元 誠¹、新田 英雄² (1.早大理工、2.日立金属株式会社)

キーワード：MPPC、フォトンカウンティングCT、低被ばく

本研究ではMulti-Pixel Photon Counter (MPPC)と高速シンチレータを用いて，「低被ばく」かつ「多色」撮影が可能な，全く新しい革新的X線CTシステムを提案する．MPPCは約100万倍もの大きな内部増幅機能をもつ半導体光素子で，微弱信号への感度が極めて高い．この大きな内部増幅により，従来型CTより遥かに低い線量で同等以上のS/Nを実現し，個々のX線パルスを弁別することで多色イメージングも可能である．本研究ではその実証実験を行った．