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[17a-F206-9] 半導体シリコンチップ上に作製された微細孔における安定な人工脂質二分子膜形成のためのエッジ構造の最適化
キーワード:脂質二分子膜、半導体シリコンチップ、半導体微細加工技術
人工的に再構成された脂質二分子膜は、イオンチャネルとなるタンパクの包埋によって高感度バイオセンサーとして機能させることができる。我々は、先行研究において、テーパーの付いたナノエッジ構造を有する微細孔を半導体シリコンチップ上に作製した。作製の歩留まりは低いながらも、これを支持体として用いたところ機械的・静的安定性の高い人工脂質二分子膜の形成に成功した。本研究では、これら支持体の作製歩留まりを向上させるとともに、いくつかの異なる種類のエッジ構造を新たに作製し、これらに対して形成された膜の安定性を比較・検証することによって、構造の最適化を試みた。