2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.6 ナノバイオテクノロジー

[17a-F206-1~12] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2017年3月17日(金) 09:00 〜 12:15 F206 (F206)

手老 龍吾(豊橋技科大)、林 智広(東工大)

11:15 〜 11:30

[17a-F206-9] 半導体シリコンチップ上に作製された微細孔における安定な人工脂質二分子膜形成のためのエッジ構造の最適化

但木 大介1、平野 愛弓1,2、山浦 大地1、荒木 駿1、吉田 美優1、荒田 航平1、大堀 健1、山本 英明3、庭野 道夫1 (1.東北大通研、2.東北大AIMR、3.東北大学際研)

キーワード:脂質二分子膜、半導体シリコンチップ、半導体微細加工技術

人工的に再構成された脂質二分子膜は、イオンチャネルとなるタンパクの包埋によって高感度バイオセンサーとして機能させることができる。我々は、先行研究において、テーパーの付いたナノエッジ構造を有する微細孔を半導体シリコンチップ上に作製した。作製の歩留まりは低いながらも、これを支持体として用いたところ機械的・静的安定性の高い人工脂質二分子膜の形成に成功した。本研究では、これら支持体の作製歩留まりを向上させるとともに、いくつかの異なる種類のエッジ構造を新たに作製し、これらに対して形成された膜の安定性を比較・検証することによって、構造の最適化を試みた。