2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

16 非晶質・微結晶 » 16.3 シリコン系太陽電池

[17p-211-1~12] 16.3 シリコン系太陽電池

2017年3月17日(金) 13:30 〜 16:45 211 (211+212)

松木 伸行(神奈川大)、宮島 晋介(東工大)

13:45 〜 14:00

[17p-211-2] ITO製膜によるp-a-Si/i-a-Si膜のパッシベーション能力低下の要因

小西 武雄1、大平 圭介1 (1.北陸先端大)

キーワード:スパッタ、パッシベーション、太陽電池

a-Siパッシベーション膜上にスパッタ法でITO膜を堆積すると,c-Siのτeffが大幅に低下する.また,p-a-Si/i-a-Si膜上にITOを堆積した場合,ポストアニールを行ってもτeffの回復が小さい.この原因を解明するため,ITO膜有無によるτeffの変化を調査した.ITO/n-a-Si/i-a-Si/c-Si構造では,ITO膜除去前後にて,τeffの変化は見られなかった.一方ITO/p-a-Si/i-a-Si/c-Si構造では,ITO膜除去後,特に低Δn領域にてτeffの改善が確認された.ITO/p-a-Si界面でのキャリア再結合が,τeffを低減させていると考えられる.