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[17p-211-2] ITO製膜によるp-a-Si/i-a-Si膜のパッシベーション能力低下の要因
キーワード:スパッタ、パッシベーション、太陽電池
a-Siパッシベーション膜上にスパッタ法でITO膜を堆積すると,c-Siのτeffが大幅に低下する.また,p-a-Si/i-a-Si膜上にITOを堆積した場合,ポストアニールを行ってもτeffの回復が小さい.この原因を解明するため,ITO膜有無によるτeffの変化を調査した.ITO/n-a-Si/i-a-Si/c-Si構造では,ITO膜除去前後にて,τeffの変化は見られなかった.一方ITO/p-a-Si/i-a-Si/c-Si構造では,ITO膜除去後,特に低Δn領域にてτeffの改善が確認された.ITO/p-a-Si界面でのキャリア再結合が,τeffを低減させていると考えられる.