2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.11 フォトニック構造・現象

[18a-225B-1~9] 3.11 フォトニック構造・現象

2018年9月18日(火) 09:30 〜 11:45 225B (2Fラウンジ2)

野田 進(京大)

09:30 〜 09:45

[18a-225B-1] 2次元フォトニック結晶中に形成されたトポロジカルコーナー状態の解析

太田 泰友1、岩本 敏1,2、荒川 泰彦1 (1.東大ナノ量子、2.東大生研)

キーワード:フォトニック結晶、トポロジカルフォトニクス、ナノ共振器

物性物理学に端緒をなすバンドトポロジーの概念は、フォトニック結晶(PhC)のエンジニアリングに新たな視点を持ち込み、バレーPhC光導波路やトポロジカルレーザなどの興味深い応用技術を生み出しつつある。一方近年、トポロジカル物理においては高次トポロジカル絶縁体が発見された。同物理系では、3次元構造の境界において1次元および0次元の、2次元構造においては0次元のエッジ状態が存在する。今回我々は、互いにバンド反転した2次元PhCにおける直角状境界を調べ、そこに0次元コーナー状態が存在することを見出したので報告する。同状態は、トポロジカルPhCにおいて光ナノ共振器として動作することが期待される。