2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 化合物カルコゲナイド太陽電池の最新技術 - CIGS系・CZTS系・CTS系太陽電池の高効率化とその課題 -

[18p-133-1~10] 化合物カルコゲナイド太陽電池の最新技術 - CIGS系・CZTS系・CTS系太陽電池の高効率化とその課題 -

2018年9月18日(火) 13:30 〜 17:45 133 (133+134)

荒木 秀明(長岡高専)、杉山 睦(東理大)

15:00 〜 15:30

[18p-133-4] Cu2SnS3系太陽電池の高効率化

田島 伸1、梅原 密太郎1 (1.㈱豊田中研)

キーワード:太陽電池、CTS

我々は、低コスト・高効率太陽電池を目標として、硫化物系のタンデム太陽電池を検討してきた。その場合、ボトムセルのナローバンドギャップ光吸収材としては、Cu2SnS3(CTS)を候補材の一つと考えている。いろいろな検討により、我々のCTS系太陽電池の変換効率の最大値は6.7%となった。この値はまだ実用化には不十分であるが、今後のさらなる向上が期待される。今回は、我々が研究してきたキー技術について紹介したい。この議論を通して、CTS太陽電池の性能向上に貢献できれば幸いである。