2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[18p-211A-1~17] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2018年9月18日(火) 13:15 〜 18:00 211A (211-1)

野々口 斐之(奈良先端大)、田中 久暁(名大)、浅川 直紀(群馬大)

13:15 〜 13:30

[18p-211A-1] [講演奨励賞受賞記念講演] フォトクロミックターアリーレンを用いた分子光熱貯蓄変換材料の開発

朝戸 良輔1,2、Jan Patrick Calupitan3、中嶋 琢也1、Jyh-Chiang Jiang4、河合 壯1 (1.奈良先端大、2.Toulouse Univ.、3.Paris-Saclay Univ.、4.台湾科技大)

キーワード:光熱変換、MOST、分子材料

昨今、エネルギー問題への解決策の一つとして太陽光エネルギーを利用する試みが盛んに行われており、その中で太陽光電池では使用しない紫外光域の太陽光エネルギーを化学エネルギーとして蓄えるMOST Energy Systemの研究例が数多く報告されている。今回我々が開発したフォトクロミックターアリーレンは、分子設計により蓄熱効率が従来と比較して大きく向上したことに加え、酸化連鎖反応を用いることで効率よいエネルギー放熱を可能とした。