2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[18p-211A-1~17] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2018年9月18日(火) 13:15 〜 18:00 211A (211-1)

野々口 斐之(奈良先端大)、田中 久暁(名大)、浅川 直紀(群馬大)

14:30 〜 14:45

[18p-211A-6] チオフェンデンドリマーの巨大ゼーベック係数

隠岐 晃太1、山口 真奈1、堀家 匠平1、武智 恭世1、小柴 康子1、福島 達也1、森 敦紀1、石田 謙司1 (1.神戸大院工)

キーワード:ゼーベック、熱電、デンドリマー

本研究では巨大ゼーベック係数の獲得に向けてデンドリマー材料に注目した。Mottの理論によるとゼーベック係数はフェルミ準位近傍の電子状態密度(DOS)の勾配に比例する。そこで分子対称性の高いデンドリマーを用いることでフロンティア軌道の縮重による急峻なDOS勾配を得られると予想した。実際、縮重性の増加に伴いゼーベック係数が増加する傾向が見られ、無機材料(BiTe)を超える巨大ゼーベック係数が得られた。