2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 超スマート社会に向けての固体イオニクスデバイス  ~基礎から情報通信、人工知能、電池への応用まで~

[18p-432-1~9] 超スマート社会に向けての固体イオニクスデバイス  ~基礎から情報通信、人工知能、電池への応用まで~

2018年9月18日(火) 13:30 〜 17:30 432 (432)

木下 健太郎(東理大)、鶴岡 徹(物材機構)、新宮原 正三(関西大)、樋口 透(東理大)

13:30 〜 14:00

[18p-432-1] 全固体リチウム電池はすべて固体でできているので、固体物理で理解できるはず!?
~ 固体電解質-電極界面研究から見た課題と展望 ~

一杉 太郎1、西尾 和記1、清水 亮太1 (1.東工大・物質理工)

キーワード:全固体電池、界面、薄膜

本講演では全固体リチウム電池内部の界面に注目します。電池動作においてはリチウムイオンや電子は必ず界面をまたがねばならず、界面で生じる抵抗を極限まで下げることにより、高速な充放電が実現します。我々は酸化物薄膜エピタキシャル成長技術を活用し、「界面構造を規定」したモデル薄膜電池を作り、各種物理的手法を用いて界面研究を進めています。その結果、Li3PO4固体電解質/LiCoO2正極界面、そして、Li3PO4固体電解質/LiNi0.5Mn1.5O4電極界面において、極めて低い界面抵抗(~5 Ωcm2)を実現しました