2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

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[18p-PB1-1~73] 10 スピントロニクス・マグネティクス(ポスター)

2018年9月18日(火) 13:30 〜 15:30 PB (白鳥ホール)

13:30 〜 15:30

[18p-PB1-1] CdMnTeにおける高密度励起子磁気ポーラロンのスピンダイナミクスのMn濃度依存性

北澤 豪1、橋本 篤1、小山 博睦1、石原 淳1、宮島 顕祐1 (1.東理大院理)

キーワード:励起子、非線形光学、磁気ポーラロン

半磁性半導体CdMnTeでは、励起子スピンとMnの局在電子スピンが相互作用し励起子磁気ポーラロン(EMP)が形成される。EMPを高密度に生成することで巨大光誘起磁化が発現する。今回、高密度EMPの生成緩和過程に対してMn濃度がどのような影響を与えるのかを調べた。Mn濃度10%と20%のCdMnTeにおける時間分解ファラデー信号を比較した結果、Mn濃度10%の方がMn濃度20%の時よりも、EMPが光励起したスピン偏極励起子の偏極方向に揃いやすいことがわかった。