2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

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17 ナノカーボン » 17 ナノカーボン(ポスター)

[18p-PB3-1~95] 17 ナノカーボン(ポスター)

2018年9月18日(火) 16:00 〜 18:00 PB (白鳥ホール)

16:00 〜 18:00

[18p-PB3-33] 段階溶出法による太径半導体型カーボンナノチューブの直径制御

浅野 敏1、田中 丈士1、斎藤 毅1、片浦 弘道1 (1.産総研ナノ材料)

キーワード:カーボンナノチューブ、半導体

e-DIPS EC1.5 CNT(直径1.5±0.5nm)を分離する際、3種の混合界面活性剤を用いたゲルカラムクロマトグラフィー法を用い、DOCの濃度を段階的に増加させて半導体型CNTを回収するが(段階溶出)、この条件では半導体型CNTは細い直径のCNTから太いCNTへと順に回収される。今回、eDIPS EC1.5を材料に新規界面活性剤を含む混合界面活性剤を使ったゲルカラムクロマトグラフィー法で半導体型を分離した。SDS存在下で半導体型をゲル担体に吸着させた後、新規界面活性剤濃度を段階的に上昇させて半導体型CNTを溶出したところ、DOCの場合と反対に、界面活性剤濃度の上昇に伴い太いCNTから順に細いCNTへと溶出された。これらDOCを使った段階溶出と新規界面活性剤を使った段階溶出は組み合わせて行うことが可能であり、これまでよりも精密に直径制御された半導体型CNTを分離することが可能となる。