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[18p-PB3-37] 鉄内包カーボンナノチューブの磁気特性の酸化ニッケル触媒膜厚依存性
キーワード:ナノチューブ、ナノワイヤ、保磁力
鉄内包カーボンナノチューブ(Fe@CNT)は,CNT空洞内に内包される鉄ナノワイヤの高アスペクト比形状により,室温で高い保磁力を示す。この特性を利用し,Fe@CNTによる高性能なフレキシブル永久磁石など,様々な磁気応用の実現が期待できる。本研究では,触媒金属として用いる酸化Ni触媒薄膜が,この上に成長するFe@CNTの磁気特性に及ぼす影響を調べた。その結果,酸化Ni触媒1.0 nmのときに保磁力が最大となり,最大保磁力は2.20 kOeであった。