2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.4 有機EL・トランジスタ

[19a-145-1~10] 12.4 有機EL・トランジスタ

2018年9月19日(水) 09:00 〜 11:45 145 (レセプションホール)

青山 哲也(理研)、市川 結(信大)

11:30 〜 11:45

[19a-145-10] ヘリンボーン型層状分子配列におけるグレイン境界と薄膜トランジスタ特性

荒井 俊人1、井上 悟2、熊井 玲児3、長谷川 達生1,4 (1.東大院工、2.日本化薬、3.高エネ研、4.産総研)

キーワード:単層2分子膜、分子配向、有機半導体

パイ電子骨格を直鎖アルキル基により非対称に置換した有機半導体は2分子膜構造に基づく高い層状結晶性を示す。我々はこれまでこのような有機半導体材料を用いて、層間方向の厚みが単一ユニットのみに限られた高均質な単層2分子膜を、広い面積にわたり構築可能であることを報告してきた。今回、得られた厚みが分子レベルで均質な有機半導体層を用いて、薄膜層内の分子配向とトランジスタ特性の直接的な関係を調べたので報告する。