[19a-211A-1~10] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[19a-211A-7] 金チオール修飾表面を用いたPVDF膜中の配向分極制御

〇山宮 慎¹、但木 大介¹、馬 騰²、今井 裕司³、平野 愛弓^1,2、庭野 道夫⁴ (1.東北大通研、2.東北大 AIMR、3.仙台高専、4.東北福祉大)

キーワード：圧力センサ、ポリフッ化ビニリデン、チオール化

我々はPVDF粉末を極性溶媒に溶かした溶液を，塗布・乾燥するという簡便な手法でβ型PVDF分子を有するフィルムの作製が可能な溶液塗布法を開発し，このPVDF膜を高感度水素ガスセンサに応用できることを示した。本研究では，チオール修飾を施したAu電極表面上に溶液塗布法を用いてPVDFフィルムを成膜することにより，膜中の配向分極を制御する新奇なポーリング法を試みたので，本講演でその結果を報告する。