2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

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[19a-223-1~6] 加速器質量分析の最前線と展望

2018年9月19日(水) 09:00 〜 12:15 223 (223)

越水 正典(東北大)、金崎 真聡(神戸大)

09:30 〜 10:00

[19a-223-2] 難測定核種の加速器質量分析による高感度検出手法の開発

笹 公和1 (1.筑波大数物)

キーワード:加速器質量分析法、フェムト同位体分析、6 MVタンデム加速器

筑波大学6 MVタンデム加速器質量分析装置では,極微量核種のフェムト同位体レベルでの検出が可能である。特に難測定核種41Caについては,国内で初めて高感度検出に成功している.41Ca-AMSでは, 41Ca5+を32.5 MeVに加速してガス電離箱で検出する.検出限界として41Ca/Ca ~ 3 × 10-15を得ている.また90Sr-AMSの試験測定では,検出限界90Sr/Sr ~ 6 × 10-13を達成している.最新鋭の6 MVタンデム加速器質量分析装置の紹介をおこない,難測定核種の検出技術に関する進展とその研究展望について報告する.