2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.1 強誘電体薄膜

[19p-133-1~19] 6.1 強誘電体薄膜

2018年9月19日(水) 13:45 〜 19:00 133 (133+134)

山田 智明(名大)、吉村 武(大阪府立大)、恵下 隆(和歌山大)、永沼 博(東北大)

18:00 〜 18:15

[19p-133-16] 電極の最適化による移動度の影響を受けないシフト電流の実証

〇(M1)畑田 大輝1、中村 優男2,3、金子 良夫2、小川 直毅2,3、十倉 好紀1,2、川﨑 雅司1,2 (1.東大院工、2.理研 CEMS、3.JST さきがけ)

キーワード:シフト電流、光起電力効果、強誘電体

強誘電体等の空間反転対称性が破れた物質は光起電力効果を示す。近年、その起源がシフト電流と呼ばれるバルク内の移動度の影響を受けないトポロジカル光電流にあることが理論的にわかってきた。しかし実験では、電極界面の障壁の影響により、上記の重要な性質は十分に実証されていなかった。我々は強誘電体SbSIに対して電極物質の最適化を行い、障壁の影響を除くことでシフト電流の移動度に依らない性質を示すことに成功した。