2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[19p-211A-1~6] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2018年9月19日(水) 13:15 〜 14:45 211A (211-1)

山雄 健史(京都工繊大)、佐々木 史雄(産総研)

14:15 〜 14:30

[19p-211A-5] 有機微小共振器からの電流励起における励起子ポラリトンの生成

土器屋 翔平1、水野 英之1、香月 浩之1、山下 兼一2、佐々木 史雄3、柳 久雄1 (1.奈良先端大物質、2.京工繊大電気電子工学系、3.産総研電子光技術)

キーワード:有機微小共振器、有機EL素子、励起子-光子相互作用

本研究では,有機半導体レーザー媒質として有望な,(チオフェン/フェニレン)コオリゴマーの中でも強い面発光性をもつシアノ基で置換した材料を活性層に用いて,ITOコートした分布ブラッグ反射ミラーと金属電極で挟み込んだ微小共振器構造をもつ有機EL素子を作製した.角度分解PL・反射・EL測定により,約250 meVの大きなラビ分裂エネルギーを持つ励起子ポラリトンの生成を確認し,輝度配光測定から発光の指向性の強い分布が得られた.