2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

11 超伝導 » 11.3 臨界電流,超伝導パワー応用

[19p-212B-1~15] 11.3 臨界電流,超伝導パワー応用

2018年9月19日(水) 13:15 〜 17:15 212B (212-2)

末吉 哲郎(熊本大)、山崎 裕文(産総研)

15:45 〜 16:00

[19p-212B-10] 量子化磁束径より大きなナノ析出物ピンを含む(RE)BCO薄膜の Jc(H, θ, T) に関する考察

山崎 裕文1 (1.産総研)

キーワード:(RE)BCO 薄膜、ナノ析出物、バタフライ形状

筆者らは、YBCO 薄膜の臨界電流密度の磁界角度依存性Jc(H,θ) を測定して、量子化磁束径より大きなナノ析出物が、B = 0.5-2 Tでc軸中心のブロードなJc(θ) ピークをもたらすことを見出すとともに、要素的ピン力密度fpの直接和によってJcを計算して合理的な説明を与えた。このようなブロードピークは高磁界領域でつぶれてきて、バタフライ形状のJc(θ) 曲線が出現するが、その起因について考察した。