[19p-231C-1~19] 12.1 作製・構造制御

[19p-231C-19] π共役系高分子を用いた新規ペロブスカイト化合物の作製 (III)
-有機アミンの電子状態と級数の影響-

〇清水 俊輔¹、藤田 正博¹、竹岡 裕子¹、陸川 政弘¹ (1.上智大理工)

キーワード：有機-無機ペロブスカイト、四級アミン、ポリチオフェン

ハロゲン化鉛系有機-無機ペロブスカイトの有機層に導入するアミン種を変化させることで、光学特性の制御や新たな物性の発現が期待できる。本研究では導入するアミンの電子状態及び級数による影響を解明するため、一級及び四級アルキルアンモニウム、及びそれらを側鎖に有するポリチオフェン誘導体をアミンに用いた。臭化鉛と各アミンを複合化して得られたペロブスカイト薄膜のX線回折の結果、層状構造の形成が確認された。励起子吸収波長はアミン種に依存してシフトし、光学特性の制御が可能であった。