2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.8 光物性・発光デバイス

[19p-235-1~13] 13.8 光物性・発光デバイス

2018年9月19日(水) 13:30 〜 17:00 235 (3Fラウンジ2)

七井 靖(青学大)、篠崎 健二(産総研)

16:00 〜 16:15

[19p-235-10] Lu3Al5O12: Ce3+蛍光体の結晶性と発光特性の焼成温度依存性

小泉 洋1,4、渡部 純也2、杉山 伸2、平林 英明3、本間 哲哉1 (1.芝工大、2.根本特殊化学、3.東芝マテリアル、4.東芝生産技術センター)

キーワード:固相合成蛍光体、グリーン アルミネート ガーネット、白色LED

Lu3Al5O12:Ce3+蛍光体の焼結温度が発光特性と結晶構造に及ぼす影響について調査した.カソードルミネッセンスにより,LuAG: Ceには508nmと540nmのピーク波長に加えて,格子欠陥に由来する317nmを確認した.1430℃で低温焼成した中心粒径5.0µmと10.0µmの317nmのピーク強度は,1550℃で高温焼成した中心粒径18.0µmと20.5µmよりも高い値を示した.反対に,フォトルミネッセンス (励起波長325nm)では,1550℃の高温焼成においてCe3+の5d→4f遷移に由来する540nmの発光強度の向上を確認し,その発光強度と格子欠陥との関係を考察した.