[19p-235-1~13] 13.8 光物性・発光デバイス

[19p-235-11] Lu₃Al₅O₁₂: Ce³⁺蛍光体の発光特性に及ぼすAl組成比の効果

〇小泉 洋^1,4、渡部 純哉²、杉山 伸²、平林 英明³、本間 哲哉¹ (1.芝工大、2.根本特殊化学、3.東芝マテリアル、4.東芝生産技術センター)

キーワード：固相合成蛍光体、グリーン アルミネート ガーネット、発光特性

固相合成によるLu₃Al₅O₁₂: Ce³⁺ (LuAG: Ce)蛍光体において，Al組成比の増加が発光特性に及ぼす影響を調査した．Al組成比を化学量論比通りに混合したLuAG: Ceを基準に，Al組成比を0.5%，1.0%，1.5%増加した3水準を評価し，325 nm 励起のフォトルミネッセンスにより組成比の増加に伴いCe³⁺の5d→4f遷移に由来する540 nmの発光強度の向上を確認した．反対に，カソードルミネッセンスによりAl組成比の増加に伴い，格子欠陥由来の317nmの強度低下を確認し，Al組成比に依存して変化する結晶性と発光強度との関係を考察した．