2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » スピントロニクス材料研究の新潮流 ~二次元系を中心に~

[19p-331-1~6] スピントロニクス材料研究の新潮流 ~二次元系を中心に~

2018年9月19日(水) 13:45 〜 17:00 331 (国際会議室)

森山 貴広(京大)、齋藤 秀和(産総研)

16:00 〜 16:30

[19p-331-5] 酸化物ヘテロ構造を用いた室温スピン輸送

大島 諒1、白石 誠司1 (1.京大院工)

キーワード:スピントロニクス、スピン輸送、酸化物ヘテロ構造

酸化物ヘテロ構造であるLaAlO3/SrTiO3は構成材料がそれぞれ酸化物絶縁体であるが、その界面は金属的な二次元電子系が形成される。多数のサブバンド形成は従来半導体とは異なる輸送特性を示す他、界面においては強磁性、超伝導、およびそれらの共在など多様な物理現象が報告されており注目を集めている。本公演ではLaAlO3/SrTiO3のスピントロニクスにおける展開と、講演者らの研究成果であるLaAO3/SrTiO3界面を用いた室温スピン輸送について紹介する。