2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.5 レーザー装置・材料

[19p-431B-1~18] 3.5 レーザー装置・材料

2018年9月19日(水) 13:45 〜 18:45 431B (431-2)

時田 茂樹(阪大)、戸倉川 正樹(電通大)、古瀬 裕章(北見工大)

14:00 〜 14:15

[19p-431B-2] Nd3+ドープファイバーレーザーの発振閾値低下

安松 優太1、伊與田 充優1、ビソン ジャンフランソワ2,1、増田 泰造3,1、遠藤 雅守1 (1.東海大理、2.モンクトン大(カナダ)、3.トヨタ自動車)

キーワード:ファイバーレーザー、レーザー媒質、ファイバー

太陽光励起ファイバーレーザを目的として開発した高濃度Ndドープファイバーには、1060nmに吸収スペクトルが観測された。これは、レーザ下準位が空でないことを示唆する。計算の結果、レーザ下準位に熱励起が存在することが判明した。我々の目標は集光なしで発振する太陽光励起レーザの実現であり、発振閾値を低下させる事が不可欠である。今回、冷却によって下準位分布を除去し、大幅な発振閾値の低下を得たので報告する。