2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[19p-PA1-1~8] 1.1 応用物理一般・学際領域

2018年9月19日(水) 13:30 〜 15:30 PA (イベントホール)

13:30 〜 15:30

[19p-PA1-3] 電気的手法を用いたジャンボタニシ捕集試験 -捕集率と水温の関係-

柳生 義人1、猪原 武士1、篠原 正典1、大島 多美子1、川崎 仁晴1 (1.佐世保高専)

キーワード:ジャンボタニシ、走電性、電気的手法

世界の侵略的外来種ワースト100に選定されているジャンボタニシ(Pomacea canaliculata)は,水稲最大の害虫として知られている。その被害は日本のみならず,コメの主要輸出国であるタイをはじめとした東南アジアでも報告されており国際的に解決すべき問題となっている。ジャンボタニシの食害に対し,農薬や人手による捕殺が行われているが,未だに決定的な防除方法には至っていない。また,日本ではジャンボタニシの食害が直播栽培の普及を妨げている一因となっている。本研究では,省力的かつ環境無負荷な防除技術の確立を目指し,工学的手法を用いたジャンボタニシの防除に関する研究開発に取り組む過程で,ジャンボタニシの電気に対する特異な行動特性を見出した。本稿では,電極形状に対してジャンボタニシの捕集特性に関する実験を行い水温と捕集率の関係について調査したので報告する。