2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[19p-PB1-1~37] 6.3 酸化物エレクトロニクス

2018年9月19日(水) 13:30 〜 15:30 PB (白鳥ホール)

13:30 〜 15:30

[19p-PB1-3] 焼成温度によるg-C3N4粉末の光触媒反応評価

〇(B)大畑 裕介1、番 貴彦1、山本 伸一1 (1.龍谷大理工)

キーワード:光触媒

光触媒は窒素酸化物や硫黄酸化物、有機化合物の分解除去に利用されている。最も研究報告が多い酸化チタン(TiO2)に代わる光触媒材料としてグラファイト状窒化炭素(g-C3N4)が存在する。g-C3N4はメラミンや尿素などの窒素を含む有機化合物を加熱することで安価に得られることから、非金属系光触媒として注目されている。TiO2が波長388 nm以下の紫外光線下で反応するのに対し、g-C3N4は波長459 nm以下の可視光下で反応する。本研究では、メラミンをアニールすることで粉末のg-C3N4 を作製し、結晶性の変化と、自然太陽光を限りなく忠実に再現した太陽光照射装置による光触媒能について特性評価をする。