2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

11 超伝導 » 11.1 基礎物性

[20a-143-1~8] 11.1 基礎物性

2018年9月20日(木) 09:30 〜 11:45 143 (143)

立木 隆(防衛大)

09:30 〜 09:45

[20a-143-1] 高温超伝導体Bi2Sr2CaCu2O8+δを用いた円盤型テラヘルツ波発振素子のウエットエッチング法による作製と評価2

田邊 祐希1、柏木 隆成1、今井 貴之1、村山 一哉1、太田 隆晟1、桑野 玄気1、中村 健人1、大野 雪乃1、金子 陽太1、楠瀬 慎二1、中川 駿吾1、辻本 学1、山本 卓2、南 英俊1、門脇 和男1 (1.筑波大数理物質、2.デルフト工科大)

キーワード:高温超伝導体、テラヘルツ波、ジョセフソン効果

高温超伝導体Bi2Sr2CaCu2O8+δをメサ構造に加工し、c軸方向に電圧を印加することによりテラヘルツ帯の電磁波を得ることができる。特に、円盤型素子からは0.5-2.4 THzという広帯域発振が観測されている。また最近は、酸の溶液を用いたウエットエッチング法による素子作製が行われている。本発表では、従来のウエットエッチング法よりも排熱性が向上した素子作製工程、また直径サイズの異なる円盤型素子での発振特性の違いについて議論する。