2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.4 有機EL・トランジスタ

[20a-145-1~12] 12.4 有機EL・トランジスタ

2018年9月20日(木) 09:00 〜 12:15 145 (レセプションホール)

梶井 博武(阪大)、伊東 栄次(信州大)

09:00 〜 09:15

[20a-145-1] ベンゾチエノベンゾチオフェン(BTBT)骨格含有新規ホール輸送材料群

菊地 貴良1、笹部 久宏1,2,3、渡邊 雄一郎3、片桐 洋史1,2,3、城戸 淳二1,2,3 (1.山形大院有機、2.山形大有機エレ研セ、3.山形大有機材料セ)

キーワード:有機EL、ホール輸送材料

本研究では、一般的なホール輸送材料であるNPDに対し、ベンゾチエノベンゾチオフェン(BTBT)を導入することで高耐熱性と高移動度の実現を目指し、一連の新規ホール輸送材料群を開発した。開発したBTBT誘導体は高い耐熱性と良好なホール輸送特性を示した。素子構造 [ITO/ HATCN/ 新規ホール輸送材料/ BCzPh/ Ir(ppy)3ドープBCzPh/ B3PyPB/ Liq/ Al] の有機EL素子では、1000 cd/m2 時に駆動電圧 3.7 V、外部量子効率 17%を示し、有機EL材料としてのBTBTの有用性が示唆された。