[20a-224B-1~11] 2.1 放射線物理一般・検出器基礎

[20a-224B-7] 有機半導体単結晶による放射線計測の検討

〇高田 英治¹、錦戸 文彦²、鋪田 嚴¹、山岸 正和¹、岸本 俊二³ (1.富山高専、2.量研機構放医研、3.高エネ研)

キーワード：有機半導体、単結晶、放射線検出器

有機半導体単結晶を用いる放射線検出器について検討を行った。ルブレン単結晶に金電極を蒸着し、白色X線照射実験を行ったところ、X線照射時に電流が発生すること及び電子供与体であるF4TCNQ薄膜を併用することで電流量が増加することを示した。しかし、バイアス電圧を100Vとしても電流量が飽和せず、電荷回収が不十分であることが示唆された。今後、ルブレン以外の材料でも素子を作製し、特性を評価する予定である。