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△ [20a-438-8] 原子状水素によるアモルファスカーボン膜の欠陥終端機構
キーワード:アモルファスカーボン、太陽電池
アモルファスカーボン (a-C)膜は、低コスト、幅広い多様なエネルギーバンドギャップを持つこと等の特徴から、太陽電池等の半導体電子デバイスへの応用が期待されている。しかしa-Cにおける半導体特性は解明されておらず、a-Cにおける光起電力の発現も確認されていない。その要因としては、a-C膜中に高密度に存在する欠陥準位が考えられる。そこで、本研究では、原子状水素(H)によるa-C膜中の欠陥終端機構の解明を目的として、H照射下でのin-situ電子スピン共鳴法 によって、H照射下でのa-C膜中の欠陥spin密度の変化を明らかにした。