[20a-PB1-1~15] 1.4 エネルギー変換・貯蔵・資源・環境

△ [20a-PB1-10] 鉄フタロシアニン触媒を正極に用いた新規リチウム電池の作製と評価

〇松村 岳¹、富永 洋一¹、渡邊 敏行¹ (1.農工大院工)

キーワード：リチウム過酸化物電池、ラマン分光、酸化還元触媒

本講演では、固体内酸素の酸化還元反応を用いる新規リチウム電池の評価を行った。固体内酸素として過酸化リチウム(Li₂O₂)を選び、低コストなLi₂O₂酸化還元触媒の作製と正極反応の解析を行った。汎用金属である鉄を用いて安価な新規触媒を作製し、新規触媒で電池の動作を実証した。正極反応の解析としてラマン分光測定を行った。ラマン分光測定から、正極の作製過程で超酸化リチウム(LiO₂)が生成し、LiO₂は充電反応で消失することが示唆された。