15:15 〜 15:30
[20p-211A-8] トップダウンナノテクノロジーで作製したIn0.3Ga0.7Nナノディスクにおける光励起キャリアの熱脱離
キーワード:InGaN、ナノディスク、キャリアダイナミクス
高い面密度と強い量子効果を持つ10 nm程度以下のInGaNナノ構造の作製は困難であった。我々は、有機金属気相成長法でIn0.3Ga0.7N QWを成長させ、バイオナノテンプレートを用いた欠陥形成を十分抑制可能な中性粒子ビームエッチングにより、平均直径5 nmで厚さ2, 3 nm、面密度2*1011 cm-2のナノディスクを作製した。光励起キャリアダイナミクスを明らかにして、高温での熱活性化エネルギーは、ND価電子帯の障壁高さと良く一致するため、正孔の熱脱離に起因することがわかる。