2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

11 超伝導 » 11.4 アナログ応用および関連技術

[20p-212B-1~14] 11.4 アナログ応用および関連技術

2018年9月20日(木) 13:15 〜 17:15 212B (212-2)

三木 茂人(情通機構)、服部 香里(産総研)

14:45 〜 15:00

[20p-212B-6] 可視光用超伝導転移端センサの応答特性

服部 香里1、丹羽 一樹1、沼田 孝之1、小林 稜1,2、鷹巣 幸子1、井上 修一郎2、福田 大治1 (1.産総研、2.日大)

キーワード:超伝導転移端センサー、単一光子検出器

単一光子のエネルギーを測定可能な超伝導転移端センサ(Transition edge sensor; TES)は、次世代量子情報通信やバイオへの応用が期待されている。TES検出器は、可視光から近赤外の広帯域にわたって、一気にスペクトルを取得することが可能である。このような特性を持つ検出器は他にはない。TES検出器をバイオ分野に応用することで、新たな現象を捉えることが期待されている。これまで、TES検出器では量子情報通信への応用を目指して、近赤外のパルスレーザーを用いた評価が多数行われた。一方、可視光での評価は例が少なく、限られた波長のレーザーで行われたのみである。本講演では、スーパーコンティニューム白色光源を用いて10 nmステップで評価を行った結果を発表する。