2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[20p-224B-1~8] 2.1 放射線物理一般・検出器基礎

2018年9月20日(木) 13:30 〜 15:30 224B (224-2)

南戸 秀仁(金沢工大)

14:15 〜 14:30

[20p-224B-4] CeBr3シンチレーション検出器の応答関数の計算と評価

松本 政雄1、深津 圭佑1 (1.阪大院医保健)

キーワード:CeBr3シンチレーション検出器、モンテカルロシミュレーション、応答関数

新しく開発されたCeBr3シンチレーション検出器を線量測定に用いるための応答関数を モンテカルロシミュレーションを用いて導出し、 その応答関数を測定したパルス波高スペクトルに適応して線量求めて、測定値と比較し評価した。その結果、CeBr3シンチレーション検出器の応答関数を計算し、 線量を導出することができた。NaIシンチレーション検出器を用いた線量の実測値と 計算値を比較し、評価を行った。137Cs線源を用いた場合は、計算値と実測値が よく一致した(7.9 %)が、低エネルギーから高エネルギー まで多くのピークを持つ152Eu線源の場合は、誤差が大きかった(29.3 %)。線源による応答関数の精度のばらつきについて、 今後、検討する必要がある。