2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

17 ナノカーボン » 17.2 グラフェン

[20p-311-1~18] 17.2 グラフェン

2018年9月20日(木) 13:45 〜 18:30 311 (カスケード)

内田 建(慶大)、田畑 博史(阪大)

13:45 〜 14:00

[20p-311-1] [講演奨励賞受賞記念講演] 音響電流を活用するグラフェン表面弾性波センサの開発

奥田 聡志1、金井 康2、小野 尭生2、嶋谷 政彰1,3、小川 新平1、生田 昂2,3、井上 恒一2、前橋 兼三2,3、松本 和彦2 (1.三菱電機、2.阪大産研、3.東京農工大)

キーワード:グラフェン、表面弾性波、バイオセンサ

グラフェン上に表面弾性波(SAW)が伝播するとキャリアが輸送され、音響電流(IA)が誘起される。本研究ではこのIAを活用してグラフェン表面弾性波(GSAW)センサを開発した。GSAWセンサにアミノ基を修飾したマイクロビーズを滴下し、このセンサが電荷と質量の同時計測が可能であることを示した。本結果はグラフェン上への受容体修飾が不要な分子の特異検出の実現などへの展開が期待される。