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[20p-PA6-12] 水蒸気と水素プラズマで生成した活性種を用いた植物の成長促進
キーワード:プラズマ、植物成長促進
18世紀以来、植物生育に対する電界や放電などの外部刺激の影響に関する研究が行われてきた。プラズマ照射による植物成長促進法は化学物質である植物ホルモン剤を使う方法と比べて残留性が無く、環境や人体への影響も少ない。近年、酸素プラズマで生成した活性酸素種に対する植物の刺激応答が、植物成長の主要な原因と考えられている。一方で、還元性プラズマ照射による植物の応答も観察されているが、その詳細な成長促進作用やメカニズムは未だ明らかになっていない。本研究では、還元性活性種を生成可能な低圧水蒸気プラズマおよび水素プラズマを用いた、植物成長促進効果を調べた。