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[20p-PB2-18] X線全散乱データを用いた金属ナノ粒子の構造モデリング手法
キーワード:ナノ粒子、X線全散乱測定
O. Gerebenらのグループにより開発された非周期系のRMC法は、ナノ粒子のX線全散乱データから原子構造モデルを構築し、解析するための有力な手法の一つである。しかしながら、この手法から構築される原子配置は非晶質のように乱雑な構造となり、透過電子線回折像から得られる結晶構造と矛盾する。我々は従来のRMC法における計算手法を変更することで、電子顕微鏡像で見られる結晶構造に対して矛盾がなく、かつ測定で得られるナノ粒子のX線全散乱データを再現する構造モデル構築手法を開発した。