2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.5 有機太陽電池

[20p-PB4-1~57] 12.5 有機太陽電池

2018年9月20日(木) 13:30 〜 15:30 PB (白鳥ホール)

13:30 〜 15:30

[20p-PB4-36] ペロブスカイト太陽電池のホール輸送層への応用に向けた
低温加熱によるP型ヨウ化銅薄膜の特性変化

〇(M1)安藤 宏汰1、葛城 潮音2、前田 怜音2、金子 哲也1,2、進藤 春雄3、磯村 雅夫1,2 (1.東海大院工、2.東海大工、3.プラズマ理工研)

キーワード:ペロブスカイト太陽電池

太陽電池には再生可能エネルギー利用技術として大きな期待が寄せられている。普及を加速させるには、さらなる変換効率の向上などが必要である。そんな中でも現在注目されている太陽電池としてペロブスカイト太陽電池がある。塗るだけで作成可能な利点を持つペロブスカイト太陽電池は近年、目まぐるしい変換効率の向上が見受けられる。しかしこのペロブスカイト太陽電池の正孔輸送層に一般的に使用されているSpiro-OMeTADという有機系化合物にはコスト面、耐久性において問題がある。そこでp型伝導を示し、比較的低温で形成できるヨウ化銅(CuI)をペロブスカイト太陽電池の正孔輸送層に適用することで、コスト面、耐久性の改善を目的としている。今回は、スパッタ法で作製した窒化銅(Cu3N)薄膜をヨウ素化することでCuI薄膜を作製し、それを低温加熱する事で特性の変化を検討した。