[20p-PB5-1~85] 2 放射線（ポスター）

[20p-PB5-68] シリコンフォトダイオードを用いたβ線スペクトル測定法の検討

〇東 哲史¹、林 真照¹、笹野 理¹、西沢 博志¹、中西 正一¹、高橋 浩之² (1.三菱電機、2.東大)

キーワード：β線スペクトル測定、アンフォールディング、シリコンフォトダイオード

一般にSr-90/Y-90等の崩壊時にβ線のみを放出する核種の同定には、サンプリングした試料から不要元素を取り除く化学分離処理を施す必要がある。分離後、試料の全放射能を測定することによって、目的とする純β核種の放射能を測定している。しかし、複数の工程、かつ、煩雑な作業が伴うため、分析に時間を要することが課題となっている。例えば、純β核種によって汚染された排水の濃度管理等、常時モニタリングの要求に答えることが現状ではできない。そこで、化学処理なしに核種分析を可能にする手法として、シリコンフォトダイオードを用いたβ線スペクトル測定法について検討した。