2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

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[20p-PB5-1~85] 2 放射線(ポスター)

2018年9月20日(木) 16:00 〜 18:00 PB (白鳥ホール)

16:00 〜 18:00

[20p-PB5-72] 超伝導トンネル接合重イオン検出器の特性評価環境の構築

志岐 成友1、藤井 剛1、浮辺 雅宏1、岩井 雄佑2、菅沼 瑠里2、冨田 成夫2 (1.産総研、2.筑波大)

キーワード:超伝導検出器、解離性再結合

超伝導トンネル接合(Superconducting tunnel junction : STJ) 検出器は、従来型のMCP検出器などと異なり、運動エネルギーが100 keV以下の領域のイオンを100%の効率で検出できることを特徴としており、分子進化の解明で重要な、解離性再結合(dissociative recombination : DR)反応の詳細な分析を目指したイオン蓄積リング等での中性フラグメント測定への適用が期待されている。しかし、これまでSTJ検出器は主にX線検出器として開発されていたため、そのイオン検出器としての特性の研究は限られていた [1]。そこで我々は、STJ検出器のイオン検出特性を評価するため、筑波大の重イオン源にSTJ出器を組み合わせた装置の構築を進めている。装置開発の進捗状況を報告する。