2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

10 スピントロニクス・マグネティクス » 10.4 半導体スピントロニクス・超伝導・強相関

[21a-131-1~11] 10.4 半導体スピントロニクス・超伝導・強相関

2018年9月21日(金) 09:00 〜 12:00 131 (131+132)

ファム ナムハイ(東工大)、福島 鉄也(阪大)

09:45 〜 10:00

[21a-131-4] グラフェン/YIGヘテロ構造のディラックコーンスピン分極

境 誠司1,2、Sorokin Pavel3,1、Zakhar Popov3、渡邉 貴弘4,1、山田 洋一4、李 松田1、圓谷 志郎1,3、楢本 洋1,4、白 怜士5、安藤 和也5、山内 泰2,1 (1.量研、2.物材機構、3.科学技術大(ロシア)、4.筑波大’、5.慶應大)

キーワード:グラフェン、ディラックコーン、近接効果

近年、スピントランジスタ等への応用の観点から、磁気近接効果によるグラフェンのスピン分極状態の制御が関心を集めている。本研究では、グラフェンとイットリウム鉄ガーネット(YIG)を積層したヘテロ構造についてスピン偏極ヘリウムビーム(SPMDS)による観察を行い、グラフェンの電子・スピン状態を調査した。グラフェン/YIGヘテロ構造において、グラフェンのディラックコーンは分散が保たれており、顕著な負のスピン分極が生じていることが明らかになった。