2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

2 放射線 » 2.2 検出器開発

[21a-224B-1~12] 2.2 検出器開発

2018年9月21日(金) 09:00 〜 12:00 224B (224-2)

人見 啓太朗(東北大)

09:30 〜 09:45

[21a-224B-3] 6Liベース小片シンチレータを用いた光ファイバ型中性子検出器の出力線形性

〇(M1)石川 諒尚1、山﨑 淳1、渡辺 賢一1、吉橋 幸子1、瓜谷 章1 (1.名大工)

キーワード:光ファイバ型中性子検出器、リアルタイムモニタ、ホウ素中性子捕捉療法

中性子を用いたがんの治療法であるホウ素中性子捕捉療法(Boron Neutron Capture Therapy : BNCT)では、中性子ビームの品質管理や患者への照射中性子量モニタのために、従来の金箔放射化法の熱中性子束測定による事後評価に代わるリアルタイム中性子計測が求められている。そこで我々の研究グループでは、光ファイバの先端に小片シンチレータを配した光ファイバ型中性子検出器の開発を進めてきた。小片シンチレータの質量をマイクロ電子天秤で計量し、小片シンチレータの質量から計算される6Li原子数によって検出器の感度を制御してきた。本研究では、製作した検出器の出力線形性を評価する試験を行った。