[21a-232-1~12] 6.2 カーボン系薄膜

△ [21a-232-2] フェムト秒レーザーの時間波形整形を利用したダイヤモンド内部の欠陥制御

〇峰雪 序也¹、栗田 寅太郎¹、下間 靖彦¹、藤原 正規²、水落 憲和²、清水 雅弘¹、三浦 清貴¹ (1.京大院工、2.京大化学研究所)

キーワード：ダイヤモンド、NV中心、フェムト秒レーザー

ダイヤモンド中の窒素と空孔により形成されるNVセンターは、室温で光学的に観測及び操作が可能であるため、スピン量子ビットや磁場などの超高感度センサーとしての応用が期待されている。近年、フェムト秒レーザーの集光照射により誘起された空孔欠陥を熱処理することによるNVセンターの形成や、ダイヤモンド表面のアブレーションによるNVセンター形成が確認されている。我々は、これまで明らかにされていない照射パルスレーザーの時間波形とNVセンター形成の関係の詳細を明らかにする事を目的とした。その第一段階として、今回はパルス幅との関係を報告する。