[21a-234A-1~9] 3.4 生体・医用光学

△ [21a-234A-4] 波長掃引型パルス量子カスケードレーザを用いた非侵襲血糖値測定

〇(M1)柴田 尚登¹、木野 彩子¹、杉山 厚志²、秋草 直大²、松浦 祐司¹ (1.東北大医工、2.浜松ホトニクス(株))

キーワード：血糖値測定、量子カスケードレーザ、中空光ファイバ

波長掃引型パルス量子カスケードレーザの出力光を中空光ファイバによりATRプリズム入射させ測定を行った．データ収集を高速化し，取得するデータを増やして，口唇を測定したところ，従来の実験系ではSN比が低く観察できなかったグルコースの吸収ピークを確認することができた．口唇で得られた1155cm^-1の吸収ピーク面積と採血で測定した血糖値の変化は，追従していることから非侵襲血糖値測定の可能性が示された．