2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

7 ビーム応用 » 7.1 X線技術

[21a-235-1~8] 7.1 X線技術

2018年9月21日(金) 10:00 〜 12:00 235 (3Fラウンジ2)

豊田 光紀(東京工芸大)、羽多野 忠(東北大)

10:00 〜 10:15

[21a-235-1] ボロンK発光分光計測のためのランタン膜付加高回折効率・広受光角ラミナー型回折格子の製作と評価

羽多野 忠1、小池 雅人2、西原 弘晃3、ピロジコフ アレキサンダー2、寺内 正己1、笹井 浩行3、長野 哲也3 (1.東北大多元研、2.量研量子ビーム、3.島津製作所デバイス部)

キーワード:回折格子、ボロン、分光計測

ボロンK発光の分析に使用される分光計の感度を向上させるため、Ni回折格子にLa層を付加して表面をC層で覆った回折格子を作製して回折効率を測定し、これまでに最も高い実測回折効率37%を得た。高回折効率が得られる入射角は従来の分光計配置よりも小さい84.2°であり、見かけの回折格子サイズを大きくできるので、高回折効率と合わせて5倍の発光検出感度増大が期待できる。