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[21a-311-1] 窒素ドープグラフェンのベーサル面における酸素還元反応
キーワード:グラフェン、触媒、第一原理計算
本研究では、密度汎関数理論に基づく第一原理計算を用いて、窒素ドープグラフェンナノクラスターの酸素還元反応に対する触媒性を評価した。六角形の窒素ドープグラフェンナノクラスターを用いて、ドーパント位置をエッジから面内へ変化させて解析した。エッジ部分より面内の方が反応サイトによる最大電極電位のばらつきが小さくなり、反応の選択性も向上する傾向があることがわかった。エッジのない無限に広いグラフェン面内に窒素をドープしたモデルでは最大電極電位は小さく、反応経路の選択性もなかった。講演ではベーサル面上での触媒性のクラスター化の効果についても議論する。