2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[21p-223-1~12] 7.2 電子ビーム応用

2018年9月21日(金) 13:15 〜 16:30 223 (223)

根尾 陽一郎(静岡大)、橘田 晃宜(産総研)

14:15 〜 14:30

[21p-223-5] 液中分散ナノ材料用のTEM/SEM試料自動作製装置の開発

赤井 諭1、熊谷 和博2、飯田 信雄1、黒河 明2、佐々木 義和1、菊池 真樹1、北村 真一1、眞部 弘宣1 (1.日本電子、2.産総研)

キーワード:試料調整、電子顕微鏡、ナノ粒子

電子顕微鏡でナノ材料を観察する際、従来はナノ材料分散液を電顕観察用基板にマイクロピペット等で滴下し自然乾燥させていたが、この手法の欠点は凝集が発生し易く観察を阻害する点である。この問題を解決するため、我々は凍結乾燥法をベースとした液中分散ナノ材料の試料自動作製装置を試作した。インクジェット方式による微小量・定量滴下、ペルチェ冷却による試料凍結、ドライポンプによる真空乾燥処理を特徴としている。本試作機を用いて、二酸化ケイ素やポリスチレンラテックスなどのナノ材料で、凝集した粒子が極めて少なく良好に分散させることができた。