14:45 〜 15:00
[21p-438-4] Bi-Sb焼結体へのキャリアドーピングと熱磁気効果
キーワード:熱磁気効果、Bi-Sb
これまでにBi-Sb単結晶に磁場を印加することで,磁気ゼーベック係数の上昇に伴ってZTが向上し,220 KでZT = 1.28(1.7 T)という値が報告されている.このようにBi-Sb合金における磁場効果は低い温度領域でも比較的大きいZTが得られ,熱電材料として高いポテンシャルを持っていることで知られる.さらなるZT向上を得るためには、磁場中での電気抵抗率の上昇を抑えつつ,磁気ゼーベック係数を上昇させる必要がある.キャリアバランスを崩すことで磁気抵抗の上昇を抑制できる可能性がある.そこで,本研究では磁場中の電気抵抗率,ゼーベック係数,熱伝導率がドーピングによってどのように変化するか調べる.