[21p-PB2-1~5] 8.3 プラズマナノテクノロジー

△ [21p-PB2-3] プラズマ還元で合成した金ナノ粒子の粒径制御

〇(B)乙坂 謙次¹、吉木 宏之² (1.鶴岡高専専攻科、2.鶴岡高専創造工学科)

キーワード：金ナノ粒子、大気圧マイクロプラズマ、気液界面

プラズマを用いた合成法においてはプラズマを発生させた時に生じる電子を用いて金イオンを還元して金原子を合成する。したがって還元剤を必要とせず、プロセス管理が容易であること、またプラズマ照射位置を制御することで局所的合成が可能である等、従来にはない優位性が期待されている。一般に金ナノ粒子は、粒径が10 nm以下になると触媒活性を示し、粒径が小さくなればなるほど触媒活性が高まることが知られている。しかし、粒径が2 nm以下になると触媒活性が低下する報告もされている。本研究では、大気圧マイクロプラズマを微量の塩化金酸(HAuCl₄)水溶液に照射して、金ナノ粒子の粒径を2～10 nmに制御する方法を調べた。