2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.6 ナノバイオテクノロジー

[17a-A202-1~8] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2018年3月17日(土) 09:00 〜 11:15 A202 (54-202)

熊谷 慎也(豊田工大)、茂木 俊憲(群馬大)

10:15 〜 10:30

[17a-A202-5] 緑レーザー加熱ナノポアを用いたラベルフリー一分子融解温度計測

〇(PC)山崎 洋人1、胡 蕊1,3、Robert Henley1、Justin Halman2、Kirill Afonin2、俞 大鹏3、赵 清3、Meni Wanunu1 (1.ノースイースタン大、2.ノースカロライナ大、3.北京大)

キーワード:ナノポア、一分子計測、融解温度計測

ナノポア計測とは、ナノサイズの孔を用いたラベルフリー一分子計測技術のことである。本発表では、可視光レーザー照射によるナノポア加熱を用いた生体分子の融解温度測定技術について述べる。本研究では、レーザー加熱時のイオン電流値変化に関する理論式を構築することで、ナノポア温度を in-situ計測で実現した。さらに、この計測技術を用いることで、バルク溶媒中の tRNA 融解温度と概ね一致する値を得ることに成功した。